2011年度 群馬大学社会情報学部 政治学ゼミ ウェブサイト

2011年度担当教員紹介

政治学ゼミ担当教員 井上 彰(INOUE Akira)

 (担当教員のホームページはこちら)


■ メッセージ
 昨今、政治についての議論は、氾濫状態にあると言ってよいでしょう。そんな中にあって、今われわれに求められていることは何でしょうか?

 それはまず第一に、流布されている言説や虚偽の情報に流されないこと。そして第二に、自らのフレームワークに基づいて政治を冷静にみつめることです。本ゼミでは、そのレームワークづくりこそ、このゼミで各自が抱えるべき目標であると位置付けています。

 もっとも、ここで言う政治とは、単に世間一般的な国会での出来事のみを指すものではありません。政治は、社会や経済に対する洞察を抜きにしては、捉えきれない概念です。つまり、政治はわれわれの日常生活に深く関わっているもの、といえるのです。そのためこのゼミでは、政治学のみならず、社会や経済を理解するうえでの必要な知識についても勉強していくことになるでしょう。

 また、自らのフレームワークづくりや冷静な判断をするためには、論理的思考をしっかりと身につけることが不可欠です。本ゼミでは、そのためのトレーニングを通じて論理的思考を体得することも必須の目標となります。

 とはいえ、卒業研究に対しては「広く政治に関係することであれば、いかなるテーマであっても構わない」というのが私の姿勢です。要するに、本ゼミの――より正確には、各ゼミ生が抱えるべき――目標は、「ゼミ生の独創的な卒業研究につながりうる、各人のフレームワークづくり」である、というわけです。したがって私の役目は、その達成のための手助け――「手取り足取り」の指導ではなく、あくまで「手助け」――をすることにあります。

 本ゼミは、議論をその中心としています。ですから、自分なりの見方や立場を確立したいと考えていて、そのためにはとことんまで議論することを厭わない学生には向いているゼミです。意欲と自主性のある学生の皆さんをお待ちしています。

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