2011年度ゼミ 履修の目安
履修資格は特にありませんが、担当教員の授業「政治学概論」「政治理論」「現代政治分析」で学習する程度の政治学の基本的知識が求められます。この3科目を履修していない方は、以下の文献に一通り目を通しておいてください。
久米郁男, 川出良枝, 古城佳子, 田中愛治, 真渕勝, 『政治学』, 有斐閣, 2003.
評価
ゼミへの貢献度、課題、発表などにより、総合的に評価されます。
三年次の年間スケジュール
■ 前期
1.論理トレーニング
野矢茂樹『新版 論理トレーニング』(産業図書、2006年)の予習&課題問題をベースに、論理トレーニングを行います。
2.輪読
政治学関連の文献を題材として、各回担当者による発表・論点整理を行い、それを題材として批判的に議論していきます。
3.その他
新歓や懇親会等を適宜開催します。
□ 参考: 2011年度 前期 のゼミ輪読文献
菅原琢, 『世論の曲解―なぜ自民党は大敗したのか』, 光文社新書, 2009.
吉田徹, 『ポピュリズムを考える―民主主義への再入門』, NHKブックス, 2011.
大山礼子, 『日本の国会―審議する立法府へ』, 岩波新書, 2011.
河野勝, 『制度』, 東京大学出版会, 2002.
■ 夏季休暇
1.卒業研究テーマの構想づくり・文献リストの作成
夏休みの課題として、各自の研究テーマに沿って研究課題を設定していきます。
2.合宿
合宿を通じて親睦を深めつつ、卒業研究の構想を発表することを主目的としています。
■ 後期
1.輪読
前期よりも各ゼミ生の問題意識に沿った論文や本を中心に扱います。
題材をもとに批判的に議論することを通じて、次年度の卒業研究に向けてテーマを練り上げていきます。
2.その他
年末の忘年会等があります。
□ 参考: 2011年度 後期 のゼミ輪読文献
島薗進, 『国家神道と日本人』, 岩波新書, 2010.
広井良典, 『日本の社会保障』, 岩波新書, 1999.
川北隆雄, 『財界の正体』, 講談社現代新書, 2011.
竹村和久, 『行動意思決定論−経済行動の心理学−』(第1, 9, 10章), 日本評論社, 2009.
S. ムルホール, A. スウィフト = 谷澤正嗣ほか訳, 『リベラル・コミュニタリアン論争』(序論, 第1章), 勁草書房, 2007.
山脇直司, 押村高(編著), 『アクセス 公共学』(第5, 6章), 日本経済評論社, 2010.
山田真裕, 飯田健(編著), 『投票行動のフロンティア』(第1, 2, 7, 9章), おうふう, 2009.
玉野和志, 『創価学会の研究』, 講談社現代新書, 2008.
「特集=「正義論」への招待−憲法・法哲学から“サンデル”を読む−」(『法学セミナー』), 日本評論社,2011年5月号.
森脇俊雅, 『集団・組織』序章〜第4章, 東京大学出版会, 2000.
■ 春季休暇
1.書評論文の作成
本格的な研究書を一冊取り上げ、批判的に読み解き書評論文を作成し、卒業研究の下地づくりをしていきます。
四年次の年間スケジュール(予定)
6月末 | リサーチプロポーザルの提出(目次と文献リスト付のもの) 懇親会等 |
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7月中 | プロポーザルに関する指導→書き直し |
8月上旬あたり | プロポーザルの改訂版をめぐって個人面談(可能ならば演習) |
9月末 | 卒論プロポーザル(最終)と卒論の核となる部分の文章化 |
11月末 | 卒論の主要部分を文章化したものを提出(6, 7割を文章化したもの) |
12月のいずれかの日 | 卒論構想発表会(ゼミ内) 忘年会等 |
12月中旬〜下旬 | 卒論(暫定版)の提出 |
1月中旬〜下旬 | 卒論(完成版)の提出 完成版PDFファイルの提出 社会情報学部 卒業研究発表会 |